写真で見るタイの動物
郊外や民家で見かけたもの、自分で育てたものを掲載しています。
哺乳類
クワーイ(ควาย, Kwaai, 水牛)

全土に分布するシルバーグレーの大型の牛。水を好み食事のとき以外は水の中に寝そべっている。
性格はおとなしい。
人懐っこくて、まるで人間の言葉が解るようでした。翌朝、夫婦とも、泣く泣く、屠殺場関係者に引き取られて行きました。寂びそうな顔で、振り返り振り返り、助けを求めるようなまなざしが目に焼きついて離れません。
ウーワ(วัว, wua, 牛)


全土で飼育されている白い牛。性格がおとなしく懐き易い。背中にラクダのようなこぶがある。
ムー(หมู, Moo, 豚)

九州や沖縄で飼育されている黒豚に類似。肉質が柔らかくて美味しい。
爬虫類
イェー Yea(トカゲ)

全土に生息する一般的なトカゲ。
キン・カー(กิ้งก่า, Kin Ka, トカゲの一種)

全土に生息する中型のトカゲ。頭部から胸部にかけての鮮やかな色が特徴で、赤・青・黄・白色の種類がいる。
タオ(เต่า, Tao, 亀)

淡水産の亀。スッポンも生息している。
チンチョ(จิ้งจก, Chin Chok, ヤモリ)


全土に生息。足に吸盤があり人家の中でハエや虫を取って食べている。ホテルやゲストハウスにも住み着いており、慣れない観光客をビックリさせる事があるが、性格はおとなしい。「チョッチョッ」と結構大きな鳴き声で鳴く事からこの名が付いたようです。
右側は生まれて数日しか経っていない子ども。体がまだ透き通っています。
トッケイ(ตุ๊กแก, Tokay, 大型のヤモリ, Gekko)

山岳地方に生存する大型のヤモリ。 成長すると40~50cmにもなる。 周囲に響き渡るような大きな声で、「ルルルルル、トッケイ、トッケイ、トッケイ、・・・」と5~6回繰り返して鳴く。 驚くと、大きな口を開け鋭い歯で威嚇する。 写真のトッケイはまだ子供で、体長30cm。
眠れぬ夜に、トッケイの鳴く回数を数えるのも楽しみの一つで、今までの最高は9回です。
タイでは、鳴く回数が多いと、その家に幸せがやってくると伝えられています。
トッケイにとっては、何回も鳴けるほど安心して居られる場所なのかもしれません。
レン Ren(オオトカゲ)

全土の森林部に生息成長すると1m以上になる。
水辺に住む水トカゲ(เหี้ย, Hia)はアンモニア臭いそうですが、こちらは高級食材でとても美味しいそうです。
鳥類
シャモ(ไก่ชน, Siam, 軍鶏)

タイの代表的なニワトリ。
ノック・フーク(นกฮูก, Nok Huuk, フクロウ)

こんな姿ですみません。頭をはたかれて食用になる寸前、無理を言って貰い受けてきたもので、まだ、虫の息なのです。翌日、すっかり元気になり、大きな黄金の目をキョロキョロさせたり、これまた大きな頭を、左右に360度回転させたりして愛嬌を振りまいていましたが、夕方、写真を撮る間もなく、力強く飛び去って行きました。
フクロウは、タイでは、「クー、クルー」と鳴くそうですが、厳密には、日本語で表せ難い発音です。口をやや大きめに開けて「クー、クルー」と発声して見て下さい。どうですか?なんとなく「ホー、ホー」に近づいて来たような気がしませんか?
※フクロウの嘴(クチバシ)と足の爪は、驚くほど頑丈で鋭いです。特に足の爪は極端に長く、獲物を捕まえたら食い込んで逃がしません。触るときは充分気をつけてください。無造作に手に乗せたりすると、一人では外せなくなります。経験者♪
ノック・ソイ(Nok Soi, ヒワの一種)

スズメ目アトリ科。人里から山間部まで幅広く生息。
スズメに良く似ているが、くちばしが大きく頑丈で羽の色もやや鮮やか。頭が良く人に慣れ易い。
この子達は、他の兄弟に巣から追い出されて庭にうずくまっていたところを拾って育てました。
すっかり懐いちゃってます。
ハーン(ห่าน, Haan, ガチョウ, Geese)

アヒルより大型で頭にこぶがあります。
チェンマイの動物市場で捜し求めて、やっと数匹の雛を買って育てたのですが、外から知らない人が近づくと、大きな声で知らせてくれます。庭で飼うと、下手な犬より番犬になりますね。
犬と喧嘩すると飛んで逃げます。大騒動です。
ペット(เป็ด, Pet, アヒル, Duck)

ニワトリと共にタイ全土で飼育されています。
数匹の雛をしばらく鶏といっしょに庭で育てていたら、隣接する小川で自発的に食餌するようになりました。
やっぱりアヒルの子はアヒルですね~。
昆虫・節足動物
タ・カープ(ตะขาบ, Tha Kaap, ムカデ)

綺麗なアメ色で、作り物かと見間違うほど。刺されると腫れ上がります。
写真のムカデは全長30cm。雨季の夜中に家へ入り込んできたのを補足。
焼酎があったら、漬けて置きたいところですね。
チン・グリッ(จิ้งหรีด, Chin Gli, コオロギ)

大型のエンマコオロギ。直径2cm程の穴を掘り、土の中に住んでいます。
日本のエンマコオロギよりも、更に一回り大きいです。
雨季の季節、洪水で棲家を追われたコオロギが大挙して人家の庭に這い上がって来ます。
それを追って、カエルやムカデやサソリも・・・。
タイ人は、ビニール袋を片手に大騒ぎでコオロギ捕り。油でさっと揚げて夕食に出ます。
まさに、天からの恵みなんですね。
ヒン・ホイ(หิ่งห้อย, Hin Hoy, 蛍)


比較的綺麗な水辺では、雨季になると蛍の飛び交う光景が見られます。
全長・幅とも結構大きく扁平な形をしていて、発光の間隔は、日本の蛍よりもゆっくりしています。
メン・ウォン・チャン(แมงป่อง, Men Whon Chan, サソリ)

全土に生息。一般に小型のものが多いですが、このサソリは全長15cm。
雨季に、家の中に入り込んで来たのを補足しました。
尻尾の剣を取り除いて、油で揚げます。美味だそうです。
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