人類の発祥地

大地溝帯


アフリカ大陸を南北に縦断する大地溝帯(Great Rift Valley)。複数の巨大湖と豊かな草原や森に囲まれ、様々な動植物を育んできたこの大地溝帯は、世界で最も過酷な地域でもあります。約3,500万年前、エチオピアの地中深く、地球の核に近い地下3.200km地点。極度の熱と圧力が、液状の岩石を地表に向けて押し上げました。マントルは、地殻に沿って広がり、大地は引き裂かれました。大地溝帯はその名残なのです。

荒れ果てた大地、ミネラルを大量に含んだ地下水、炭酸ナトリウムが溶け込んだ強アルカリ性の湖水。しかし、人間には猛毒の湖水に藻が大量発生し、有機栄養素の豊富な湖に大量の魚が生息するようになります。石灰質の大地には草原が広がって草食動物を育み、それを狙って肉食動物が繁殖します。皮肉な事に、猛威を振るった大自然の強大な力が、草原や森を生み出し、動植物を育んでいるのです。

現生人類共通先祖の発祥地トゥルカナ湖


その大地溝帯の中にあるトゥルカナ湖 (Lake Turkana)。ここが我々現生人類共通先祖の発祥地です。この湖は広さが琵琶湖の10倍もあり、中央にはナビヨトゥム火山が突き出ています。水質はアルカリ性で、捕り切れない程の魚が繁殖し、水辺を求めてやってくる動物たちの楽園になっています。

65,000年前、mDNA Eve族は、この湖畔の北東部(エチオピア領)で漁猟採集をしながら暮らしていました。アフリカ全土を襲った大干ばつも、漁猟採集民族だけはあまり影響を受けなかったのです。ここで、中央アフリカの森林地帯から脱出して来た Y-DNA Adame と出会います。狩猟民族と漁猟民族の合体が功を奏したのでしょう。唯一、この一族だけが生き残り現代人に繋がります。

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