和族遥かなる旅路

シベリア編 第4話 - 新興民族

約30,000年前、バイカル湖付近に、高砂族やタイ族の先祖Y-O*系がやってきました。
Y-O*系は、スンダランドか中国大陸の南部辺りで、Y-NO系から分岐したようです。北方に到着した新興民族の第一陣です。

少し世界の様子を覗いてみましょう。
アーリの子孫Y-F系は、メソポタミアの地で、世界の新興民族の祖を輩出しています。
マリアの子孫のうちY-I系は、地中海の北部沿岸を占有し、Y-J系のセム族はアラビア半島からエジプトへ進出しています。
小麦の子孫は、メソポタミア・インド大陸・東南アジア・中国大陸・シベリアに点在していますが、アーリの子孫の新興民族に押され気味です。
スンダランドは、アジア系民族の第二の故郷になりつつあります。

小麦は、やっと長江中流域に達しました。
バイカル湖から東へ向かった北方系和族は、日本海周辺で大型動物を狩っています。
ユーとシンの南方系和族の子孫も、すでに日本列島南部に渡りましたが、約25,000年前の姶良大噴火で壊滅的な被害を受けることになります。

今まで見てきたように、世界中を見渡しても、人類が定住化できる場所は極く限られていました。本格的に農業が発達する10,000年前までは、世界の人口もせいぜい数十万人から数百万人だったと思われます。

[ソン]何故かマンモスの姿が少なくなってきたなぁ。俺たちも、そろそろ東へ行こうか。
[イー]そうだな。

バイカル湖周辺は、狩猟民族が定住できる世界でも稀な場所ですが、ソンたちはやはりマンモスを追いかけたいようです。

[ジー]・・・二人には悪いけど、俺は小麦を探しに、黄河流域に戻ろうと思う。
[イー]そうか。わかった・・・、また会えるさ。
[ソン]達者でな。・・・お前のことは忘れないよ。

三人は、住み慣れたバイカル湖を後にしました。これからまた幾多の困難が待ち受けています。草原のかあさんが言っていた理想の地とは、一体何処なのでしょうか。

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