和族遥かなる旅路

シベリア編 第2話 - バイカル湖

[ソン]・・・見ろよ。
[イー]あぁ。なんと広大で綺麗な湖なんだ。
[ジー]すごい。ここの砂もキュッキュッと鳴る。

そこは、後に北方系縄文人の故郷となるバイカル湖でした。バイカル湖は、現在ではアジア最大の淡水湖で、水質も世界最高の透明度を誇ります。皆さんは、東南アジア編 - 第2話の鳴き砂を覚えていらっしゃるでしょうか?そうですバイカル湖にも鳴き砂が存在しているです。それは、バイカル湖が、いかに穏やかで綺麗な湖なのかを明確に示しています。そして、日本列島は、世界で最も鳴き砂が多く存在している場所です。これは単なる偶然なのでしょうか。そこには、和人が自然を崇拝し、共存するという根本的な理念を感じます。

この頃のバイカル湖周辺は、比較的暖かく、夏になると雪が解けて草や苔(こけ)が生え、見渡す限りの草原に変わりました。そこに多くの大型動物が集まって来るのです。イーたちは、この豊かな土地に定住することにしました。今から約45,000年前のことです。

先ず、大型動物を狩り、革張りの住居を立てます。燃料は貴重品でしたが、小枝を集めたり針葉樹を伐採して冬に備えました。小動物の狩には弓が効力を発揮し、水辺には雑穀などイネ科の植物も生えていました。

冬になっても、食べ物を求めて野兎・狐・テンが出て来ますから、食料には事欠きません。
ジーは、氷結した湖面に穴を開けて、魚を釣ってきました。

[ソン]驚いたねぇ。おまえ、こんな所でも魚を釣れるんだ。
[イー]あぁ。大したものだ。
[ジー]へへへっ。

夏になると、黄河流域から遼東半島を経由して、同じ和族がやってきました。ジーは小麦の消息を尋ねましたが、分かりませんでした。

その頃、小麦たちは、まだ長江上流にいました。焼畑をしながらの半定住生活でしたから、移動速度は遅いものでした。しかし、それが、多くのチベット系倭族を誕生させる事になりました。

イーたちも、人数が増えるに従って、マンモスを倒す回数が増えてきました。牙や大きな骨は、家の横に立て掛けて飾ったり、建築材や補強材に使われました。家全体が、まるで大きなマンモスのようでした。

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